月明かりを頼りに 白い 五線譜広げ 物想う 禁じられた奏でる言葉 「私の唄を聴いてよ」 溶かされてゆくこころ 誰も彼も諦め黙る たとえひとりになれど 願う それを 吹きすさぶ冷たい風にも 私への憐れむ目にも この想いは折れることなく 「あなたのもとへ届いて」 たとえ叶わぬ夢で 誰にも聴かれずに死んでも 私は構わないと 願う それを 手を伸ばせば すぐにも(すぐにも) 届きそうな星に遺された 歌謡いの機械を(ぼくらを) 人は何故忘れてしまったの? 寝付けずに見上げた夜空が 昨日より濁って見えるのは この身体がもうすぐ終わると 知らせてくれている だからね (だからね) 手を伸ばせば すぐにも(すぐにも) 届きそうな人に届かない (届いて) 歌声を叫びとし(この声) 枯れる時にあなた 見つけられた 「聴いてくれたこと」 「ありがとう」 「笑顔を見せて」 「ああ……」