名詞偏重言語観
名詞が言語の本質であるとするもので、世界を言語と対応させて個々の事物に命名することが可能であるとする。
これに対するものとして、さまざまな品詞も同様に重要であるとするのが言語体系重視言語観で、ベルクソンはその著書『持続と同時性』において固有名の原理は唯一無二性の直接指示であるが、時間的・空間的に同位相での重複存在は不可能であるから指示は原理的に不可能であるとし、それによって名詞こそが言語の本質であるということを否定した。
しかし動物学的に、名詞という概念は人間にしか存在しないということが現在では明らかになっていてベルクソンの時代とはまた異なった様相を示している。