クオリア
個々によって異なっている感覚で、大脳生理学・統計学・心理学などといった既存の分野での把捉は不可能なもの。
たとえば擬音を見たときにその文字列から受ける印象の個別差、味覚の差異、色視覚の差異など、私的言語のディレンマとも相俟って言語化できないもの。
後者の色について云えば、自己の認識している「青」と他者の認識している「青」とは、言語では同じ「青」で認識しているにしても、それが実際どのように見えているのかの把捉はやはり不可能であり、またたとえ異なった色覚認識をしていてもどちらが「真の青」でどちらが「偽の青」かも判別不能である。
クオリアは常に未知であって、分かったとしてもそれは分かったつもりにさせられているだけである。
最近ではペンローズが、量子力学の波の収束もクオリア同様に計算不可能な現象であるからとして、この二者に相関関係を見出そうとしている。