秦始皇帝と速度
フランスの速度学者ポール=ヴィリリオが云っているように、当時の最高速度を制する者こそが権力を握る者である。
初めて中国統一を果たした秦始皇帝は、同様に中国史上初めて速度を何よりも重視した権力者だったと云える。
車軌の統一、皇帝専用道路の敷設、そして外敵の速度を落とすための万里の長城整備。
更に、ヴィリリオの云う速度とは単純な移動速度だけではなく、情報伝達・処理速度のことも含まれるので、文字の簡易化と統一、貨幣や度量衡の整備など、すべてが速度につながる重要な事績であり、以後の支配者の指針となった。